季々雑感 ―食の安全―

秋の稲刈りの頃から鼻カゼ、山が色付き寒さが深まるにつれてノドカゼが増えてきた。昨今は爆発的というような来院者の増加である。高熱者も多いがインフルエンザではない。職員もカゼひきが多く、咳が止まらないという方も目立つ。当地方ではカゼが大流行といった状況である。インフルエンザシーズンをひかえて心配な状況である。カゼの予防はやはりうがいにつきるが根本的には鼻、ノドの健康(全)が保たれる事、免疫力、抵抗力、カゼにかかりにくい体力、かかっても長引かない回復力等々が必要であろう。当地は県下一の喫煙率が指摘されているので喫煙者だけでなく家族、周囲の者も影響を受け易い。気道の健全性も問題であろう。最近、小学生の体力測定で投力の低下がいわれているが、これなども外遊びが減ったことと関係あるのだろう。体力、回復力の低下が心配される。
 前回中国からの輸入食肉の安全性について話したが、問題は食肉だけではない。農薬汚染冷凍ギョーザ、カドミウム、水銀汚染米を工業原料として輸入し、国産米と偽って大手スーパーに売りつけた輸入業者の事件等々、中国からの輸入食品は問題が多い。最近はスーパーでも食品の原産国名を確認して買っているが、中国産のものは加工食品、冷凍食品、缶詰に多い。驚いたことに梅干、干ぴょう、ヒジキ等中国人が食べない物まで作られている。某週刊誌で学校給食現場での中国食材、食品調査結果記事を読んだが、やはりスーパーでみかける中国産品を中心に特定の食品に集中していた。この中でもあさり、イカ、マッシュルームは違反事例の多い常連といわれている。いずれも加工、保存過程に危険物質を使っていると思われる。貴金属、残留農薬科学物質は体内に蓄積し、さまざまな点で人体に影響する。子供達が感染症にかかり易い、体力低下、発達障害もこれに起因しているかもしれない。そうすると将来の不妊症や奇形児の多発、もっと先のガンの増加にもつながりかねない。そう思うと今すぐ食卓から中国産品を排除せねばならないと痛感させられる。現に一部自治体ではトップダウンで食材の見直しをした所もあるようだ。給食は過去には日本人の食事をリードする役目を負い、旬の食材、地産地消を目指していたのだから。(もえぎ新聞26.12月号より 二日町診療所 所長 皆川秀夫)

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